聖徒の皆様！
私たちはつい先頃、ペンテコステの祭りを祝いました。ペンテコステは、私たちの父なる神から聖霊と力を受けることを指し示しています。使徒１０：３８節は、このように記しています。
「それは、ナザレのイエスのことです。神はこの方に聖霊と力を注がれました。このイエスは、神がともにおられたので、巡り歩いて良いわざをなし、また悪魔に制せられているすべての者をいやされました。」
私たちはこの聖句で、神がイエスを「２つの油注ぎ」で油注いだことを見ます。ひとつは「聖霊」、もうひとつは「力」でした。
私たちはエペソ５：１８節で、「聖霊に満たされ続ける」ことを命ぜられています。使徒パウロは、すでに異言で語り、また預言もしていたエペソの教会の信者たちに書きました（使徒１９：６）。
私たちは聖霊で満たされることを命ぜられていますが、しかし 私たちはどのようにすれば聖霊に満たされるのでしょう？
イエスのミニストリーでは、私たちはイエスが聖霊と力に満たされるために取られたステップの数々を見ます。
以下が、「満たされるための３つのステップ」です。
１.イエスは、ご自身が義をみな全うしたのち、聖霊で満たされました（マタイ３：１６）。
−イエスは、神の御霊によってお生まれになりました。イエスは３０年も罪を犯さずに生きました。内住される聖霊が、イエスを正しく生きるように助けました。
−イエスはこのように言われました。「義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるから」（マタイ５：６）。
−義は、私たちの人生に対する神のみこころに従うことを私たちが選ぶ時のことを指しています。これはただ聖くあることだけに関するものではありません。
−イエスが従った時、天は開きました。私たちが神のご計画に従うことを選ぶ時、天は開きます。
−聖霊は鳩のように下って来ました。これは神と平和を持つことを指しています。
−天の父は、３０年もの間イエスがいかにして地上に生きてきたのかをご覧になって、喜んでおられました（マタイ３：１７）。
２.イエスは今や、悪魔の試みを受けるために聖霊に導かれて荒野に行かれました（マタイ４：１、ルカ４：１）。
−聖霊は、私たちがサタン、悪霊ども、罪、肉と呪いに打ち勝つための力を持つために、私たちを満たします。
−サタンがイエスに与えた主な試みは、父なる神に聞かずして、イエスが自分の意志によって行動するか否かを見ることでした。
−イエスは、みことばをもってサタンに打ち勝ちました。イエスは神の計画への従順が、ご自身が生きている理由であったことを知っていました。
−イエスはサタンからの４０日間の試みを見事に合格し、そうしてイエスは御霊の力を帯びていかれました。
３.イエスは御霊の力を帯びられました（ルカ４：１４）。
−イエスは言われました。「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして…わたしの証人となります（使徒１：８）。
−私たちは、この人生で打ち勝つために私たちが聖霊に満たされるのだということを見いだします。神の力が臨むのは、他の人々の人生に神が動くのを見るためです。
−私たちのうちの力の油注ぎは、勝利のうちに私たちが生きるように教えます（１ヨハネ２：２７）。
この季節、神の国が力をもって現われるのを見るために、神の御霊の満ち満ちたさまに入って行き、私たちの人生を明け渡していきましょう。
神は、私たちが救い、解放や癒しを見ることができるよう、私たちにさらに力と権威を授けたいと願っておられます（ルカ９：１）。
すべてはイエスの統治の拡大のために！
使徒 ゲヤス・ローレンス
